がんサバイバー50代主婦 突然おひとり様になりました

夫が自ら旅立って生活が一変。まだまだ生活が落ち着かないけどリスタートを見てください

乳がん 今年3回目の検診での覚悟

今年になって3回目の定期検診に行ってきました。

3か月ごとの定期健診は 超音波検査 マンモグラフィー 肺のレントゲンを年一回ずつのサイクルでやっています。それと毎回の血液検査があります。

一番ドキドキするのは前回終わった超音波かな。先生の手が止まると毎回緊張します。

今回は肺のレントゲンのサイクルです。

いつもの様に診察前にレントゲン。

正面を撮り、次は横。

・・・あれ、技師さん出てこない。

しばらくして「糖尿病などの治療で何か張ったりしていませんよね?」と技師さん。

「?はい。」と答えたけど レントゲン室から出てから

(どういうこと?)(何か映ったってこと?)(きっと映ったんだ・・)

と脳内は乳がん再発のことでいっぱいになりました。

いや、アリミデックス飲んでるしそう簡単に再発しないんじゃない?また手術するのかな・・

いや再発じゃなくて肺の疾患かも。そういえば1月にコロナになったし後遺症とか?

うーんでもじたばたしても仕方ないな。ここまでいろんなこと乗り越えてきたし 今度はママもパパちゃんも守ってくれてるし絶対大丈夫!

命にかかわることがあっても とりあえず引っ越し終わって荷物はこっちにあるしなんとかなるな。なんとかなるなんとかなる。

見える事だけに惑わされないで 病気の向こうを信じよう。

私には私に必要なことしか起こらない。何があっても絶対大丈夫!

診察までの約2時間 頭の中はこんな感じ。

診察が終わっても しっかり歩いてる自分をイメージして自分を奮い立たせました。

長い待ち時間の後 やっと私の番。覚悟を決め診察室へ入ります。

9年目のお付き合いになる先生は 最初の告知や抗がん剤治療を決める時 「残念だけど‥」と話し始めていました。

そのセリフが 

でないよ?

「はい 今回も異常ありません」(え????)

技師さんに言われたことを伝えると、なんかしてはいけないレントゲンで事故があったらしく そういうことを聞くようになったとか。

それならそれで 撮影前に聞かない??と思ったけど 先生には関係ないので ではまた次回!と元気に私は退出したのでした。

はああ・・あの2時間返せ!

でもでも 改めていろいろ考えました。その機会だったのかな。

乳がんはおとなしくしてくれてるけど 他の体の故障はいつどうなるかわからない。

これから一人暮らしになるから 万一のことも考えないと。

今まで頼りにならないと思っていた夫に 心はどれほど頼っていたのか。

パパちゃん 私気付くの遅いね。今までありがとうね。そしてこれからも守ってね。

これからもいろいろあるかもしれない。

でも 見える事だけに惑わされないで 守られている自分を信じよう。

私がこうありたいと思ってる 何事ににも動じないでドンとしてる私に 少しだけ近づけたかなと思えた一日でした。