私の母は、46歳で未亡人になり、病気になる前70歳くらいまでは現役で働いていました。その当時母は、今私が居候をしている妹のところで同居していました。
これがなかなか気の合わない二人で。
その頃私たち家族は姫路や北海道で生活してましたが、母からのメールでいろんな状況を聞いていました。母は達観した人だったので、仲の良い状態ではない同居生活でも愚痴ることはなかったのですが、遅い仕事の帰りに真っ直ぐ帰らずに、ミスドでコーヒー飲んでるよ、なんてメールが来ると切なく思ったことを思い出しました。
そのミスドで、おそらくは同じ席で、今日は私がコーヒータイムでした。
母は何を考えこの景色をみていたのかな。
早くに未亡人になり寂しかっただろうに、私はちっとも気持ちに寄り添えなかったな。弱音を吐きたかっただろうに、私は自分のことでいっぱいだった。
今の私の娘みたいに全然優しくなかったな。後悔ばかりです。
でもきっと、母は今はそんなことはどうでもいい世界で、生き生きと働いているんだろうな、そして私の事もきっと守ってくれているんだろうなと。
私は信じているのです。