昨年の8月終わりから始まった、千葉の妹宅での居候生活もはや1年。
私の家財道具は長崎の家に置いておいて、季節ごとに取りに行った洋服と最低限の必需品で過ごした1年でした。
時々食事の支度はしてたものの、すっかり妹に甘えてしまいました。
一周忌も過ぎたので、そろそろ私も一人暮らしの事考えなくちゃなと、本格的に物件探しをスタート。
この1年、思い出しては不動産のサイトを見ていたのですが、なかなか条件に合う物件がなくて。
妹宅に近くて、一階以外。窓を開けたら緑が見える。できれば公園近く。1DK以上。
これだけのこだわりなんですけどね。
だけど妹宅は駅から7分ほどの駅近なので、その近くでその条件は意外とないんです。
ほとんどが窓を開けたら隣の建物が目の前という感じ。
そういうところに慣れていたらなんとも思わないのでしょうが、27年の官舎生活は、終わってみてから気づいたのですが結構恵まれていて。
窓を全開すれば風通しも見晴らしもよく、玄関まで開け放したら夏はクーラーなしでもいけるくらい。通る人は知れてるから防犯もそんなに気にすることもない。
ベランダも広く、椅子を置いて日向ぼっこしながらのコーヒータイムは至福の時間だったり。
それが普通でした。
一般のアパートはそうもいかなくなります。
夜は窓の開けっ放しは出来ないでしょう。一人用の間取りでは風が通るつくりも難しそう。玄関開けっ放しはもってのほかでしょうね。
ベランダがなかったり、あってもすぐ隣の建物が目の前で
一人での生活だとそんなことも変わってくるんだなあと、今までどんなに恵まれていたのかしみじみ思ったり。
でも仕方ありません。
きっと、今までとは違う心地いい住まいをパパちゃんがめぐり合わせてくれるに違いない!そう信じていたところ、ぽーんと、いつも見ているサイトで新しい物件が。
場所だけが理想よりちょっと遠いけどあとはまあまあ。
ダメもとで見るだけ、と思い見せてもらったら思いのほか悪くない。
悪くないというかダメな理由がない。公園の前ではないけど緑は見えるし、妹宅への行き来も近道がある。
ということで、ぽんぽんと決めて契約も終了。
9月2週目に長崎から荷物を出し、住民票も千葉に移します。
思えば26年前、遠距離恋愛を経ての結婚が決まり、千葉から長崎へ引っ越しました。
26年前、希望にあふれて長崎へと旅立った私。
今回は、夫とのこの世での生活の希望はなくなってしまったけど、きっと違う希望を見出せることを信じて長崎から戻ってこようと思ってます。