私は生まれてから25歳までは仙台市で過ごしました。
それから千葉に家族で転居し、そこで夫と出会い結婚して長崎へ。
転勤族だったのでそれから北海道、千葉、姫路、北海道、千葉、福岡と、結婚してからは転々としていました。
私の人生の中で一番長く住んでいたのは生まれ故郷の仙台ですが、離れてから長く経つのでもうあまり思い入れもない感じです。もう私の中で完結してるんでしょうね。
母の七回忌の供養で仙台へ行きましたが、あっさり日帰りです。
ただ仙台の良さは離れてからの方がわかったかな。
美味しいお菓子の豊富さには、今更ながら驚きです。
でもアーケード街は、なんだかカラオケとドラッグストアと100均だらけでどこにでもある街になっちゃったなと思います。
定禅寺通りの雰囲気は変わらず。もう少ししたら緑いっぱいの杜の都になっていきます。
母を見送ってもう6年。命日は3月11日、震災の日と同じ。
私たち子供の事を心の底から大切にしてくれた母でした。何事にも不器用なほどに一生懸命な母でした。
私が夫のうつ病で大変な時も、母に話を聞いてもらえれば安心できて、大きな愛で包み込んでくれる母でした。
私がお母さんになった時、こういうお母さんになりたいと思える母でした。
今は病気からも解放されて、また自由に歩けるようになって、生き生きと自分の役目を果たしているんだろうなと思っています。
夫を亡くしてからのこの一年、私は人生で最もつらい一年だったけど、きっと母も応援してくれていたと思っています。なんとかここまでやってこれました。
見守ってくれている存在に感謝しかありません。
パパ、ママ、そしてパパちゃん、いつもありがとう。