がんサバイバー50代主婦 突然おひとり様になりました

夫が自ら旅立って生活が一変。まだまだ生活が落ち着かないけどリスタートを見てください

自己紹介 夫のうつ病、そして

2021年、銀婚式を迎えた私たち。

27年前、遠距離恋愛中に、夫はうつ病と初めの診断を受けました。

何週間かの入院生活の後、回復して結婚。

新婚時代も少しの波はあったものの、通院しながら夫は元気になっていきました。それから娘を一人授かりました。

結婚して3年後初めての転属で家族で北海道へ。慣れない知らない土地での仕事で夫は体調を崩し、札幌まで定期的に通院。1年ほどかかりましたが入院はせずなんとか乗り越えることができました。

次は約10年後。本州での2度の転属の後、再度北海道へ行き大きい波が来てしまいました。2か月弱の入院生活後もしばらく完全復帰は出来ない状態でした。

2年半後、8割がた回復して千葉へ転属。転属してからもしばらくは完全とは言えない状態でした。その中で私の乳がん手術や私の母を見送ったりの出来事がありました。千葉に住んで3年後くらいにはだいぶ安定し、今までにない趣味を見つけたり、家族で海外に行ったり、活動的に過ごせて平和な日々が続きました。

2019年に福岡へ転属。娘を千葉に残し、私と2人の生活に戻りました。

大体転属すると調子を崩すのですが、今回は元気なまま。あーこれでうつ病ももう大丈夫かなと、私も少し安心の気持ちでいられるようになっていきました。

2020年に病気のため同期より遅れていた昇進が決まりました。気にしてないようでも気にしていたんでしょうね。夫はとてもうれしそうに私やご両親に報告していました。でもそれから少しずづ、疲れが抜けないようなことが続き、寝汗をよくかいたりしていました。

2021年の春の転属が決まり、年が明けてから引っ越し準備も始めていた2月22日。朝、夫の泣き声で目が覚めました。

夫の部屋に行くと布団の中で泣いている夫がいました。普通ではない感じがし、通院していた病院に連絡し連れていくことにしました。そしてそのまま1か月の入院生活が始まりました。

もちろん転属はなし。しばらく休職ということになりました。

1か月後退院し自宅療養、2週間ごとに一緒に通院。

4月には公園に桜を見に行ったり、夫は自ら練習と言って、職場の前まで行ったり。夫は最後までなんとかしようと頑張ってくれていたと思います。

5月になってから、何をしても落ち着けない感じが続いてました。大好きなドラマも集中して見られないようでした。

そして5月20日。雨の日。午後から私一人で買い物に出かけました。戻って玄関で「パパちゃんただいまー」と言っても返事がありません。

夫は台所で倒れていました。救急搬送された病院で夜7時に、夫はもう目を覚まさないことを告げられました。

 

7月に夫の長崎の実家に引っ越しました。実家というか、いずれは私たちも住むつもりで建て替えてあげた家です。

このまま義父母と同居した方がいいのか。悩みながら千葉の妹宅と行ったりきたり。今のところ、一周忌を過ぎてから千葉でアパートを借りようかなと考えながら、妹宅に居候しているというわけです。

 

50代後半の私の、2つの大きな出来事をざっと綴りました。

これから私のネクストステージが始まります。

今まで当たり前と思っていた、誰かのために家事をするという生活が、ある日突然終わってしまいました。でもそれで生きていかなければならない。

ここで気持ちの整理をしながら、そして同じような境遇の方と、少しでも希望を共有出来たらという願いを込めてブログを綴っていきたいと思っております。